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補品開発サプラむチェヌンでのラむセンス情報授受の仕組みに関わる、「組織間のラむセンス情報授受」サブグルヌプの掻動ご玹介

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ルネサス゚レクトロニクス(æ ª)の䌊藀ず申したす。
補品開発サプラむチェヌンでのラむセンス情報授受の仕組みに関わる、「組織間のラむセンス情報授受」サブグルヌプの掻動を玹介いたしたす。

なんのための掻動

組織・䌁業間でラむセンス情報を正しく䌝えるために

補品開発やサヌビスを行うために、゜フトりェアを開発する堎合、゜フトりェアを郚品(パッケヌゞ・モゞュヌル)単䜍で開発を分担するこずが䞀般的です。

個別の゜フトりェア開発元・コミュニティ → 耇数の゜フトりェアを取りたずめおパッケヌゞする䌁業・組織 → 仕様を決め、党䜓をたずめ、䞀たずたりの補品ずしお開発する䌁業 → 補品芁件などを決め、実際に顧客ぞず販売する䌁業、ず䌁業・組織間のサプラむチェヌンに沿っお、補品を構成するハヌドりェアに付随する゜フトりェアを基盀に開発するこず、垂販されおいる゜フトりェアをサヌビスの䞀郚に組み入れるこず、目的に合わせた゜フトりェアをその分野に匷い䌁業・組織に個別に開発しおもらう、などず、゜フトりェアは枡っおいきたす。

それら䌁業・組織間で授受される゜フトりェアには、必ずラむセンスの条件など、付随する情報が䌎いたす。

特にオヌプン ゜ヌス ゜フトりェア(OSS)が含たれる堎合、組織間の明瀺的な委蚗・受蚗契玄で定矩されるラむセンス条件に加えお、OSSの配垃に䌎い提䟛すべき各皮情報、その他の゜フトりェア パッケヌゞに関わるラむセンス条件などを瀺す情報を、゜フトりェアず䞀緒に匕き枡し、遵守する必芁がありたす。

OSSのラむセンスを遵守するためには、これらサプラむチェヌン䞊に䜍眮する党おの䌁業が正確なラむセンス情報を提䟛するこずが必芁になりたす。サプラむチェヌン䞊で1瀟でもラむセンス情報の提䟛を正確に提䟛するこずができないず、その䌁業より䞋流にある䌁業党おがOSSラむセンスを遵守できなくなりたす。OSSのサプラむチェヌンに関係する担圓者党員が理解しお正確に䜜業するこずによっお、適切にOSSの各ラむセンスの条件を遵守するこずが可胜になりたす。

licinf20191206_fig1.jpg

このサブグルヌプでは、「サプラむチェヌン䞊に䜍眮する党おの䌁業が正確なラむセンス情報を提䟛する」ための仕組み・ガむドを䜜成し、党おの䌁業・組織、そしおコミュニティが容易にOSSラむセンスの遵守できるこずを目的に掻動しおいたす。

掻動方針

業界暙準のフォヌマットを甚いたラむセンス情報の䌝達ず、より簡䟿な方法の提案

このサブグルヌプは、ラむセンス情報をあ぀かう䞊で、業界でも知られおいる暙準的な手段の掻甚ず、さらに、その手段ぞの改善提案を行うこずを、基本方針ずしお掻動しおいたす。

ラむセンス情報を扱うためのプロゞェクトずしお、Linux Foundation傘䞋にSoftware Package Data Exchange Workgroup (SPDX)がありたす。

SPDX Workgroupは、SPDXフォヌマットを定矩しおおり(本皿蚘茉時点での最新版は、SPDX Specification 2.1版)、このフォヌマットは、゜フトりェア パッケヌゞに関連する゜フトりェア名やバヌゞョン、ラむセンス、著䜜暩衚瀺などの情報を共有するための暙準的なフォヌマットです。

このサブグルヌプでは、SPDXフォヌマットをラむセンス情報授受に掻甚しおもらうず同時に、さらに、より簡䟿な方法がないか議論しおいたす。

挏れなくラむセンス情報を授受しおもらうには

サプラむチェヌンに含たれる党おの組織・䌁業が挏れなくラむセンス情報を取り扱う必芁がある以䞊、その組織・䌁業の芏暡やOSSに察する習熟床を問わずに、ラむセンス情報の蚘茉・授受が出来なければなりたせん。

堎合によっおは、既存のオヌプン゜ヌスで流通するツヌル矀を䜿っおもらうこずも困難であるこずも考慮する必芁がありたす。

このサブグルヌプでは、手曞き、あるいはSpread Sheetによる入力でも、挏れのないラむセンス情報を蚘茉するためのフォヌマットを怜蚎するこずにしたした。

「手軜に䜿える」こずず「正確であるこず」「様々な情報ず連携できるこず」を䞡立するために

OSSに習熟しおいない組織・䌁業が、䟋え手曞きでラむセンス情報を蚘茉したずしおも、その内容は、正確なものでなければ、サプラむチェヌン䞋流に倧きなむンパクトを䞎えおしたいたす。

このサブグルヌプでは、䜜成したラむセンス情報が、ラむセンス情報を受けた偎が既存のラむセンス情報管理ツヌルで内容を確認・怜蚌するこずが出来るこずを条件にしたした。
その副次的効果ずしお、䜜成したラむセンス情報を、既存のラむセンス情報管理ツヌルで䜜成したデヌタず結合したり、比范できるようになるこずから、サプラむチェヌン䞋流で機械的な凊理が必須な芏暡に膚れ䞊がった゜フトりェア党䜓のラむセンス情報を、「手曞きのラむセンス情報」も取り蟌んだうえで機械凊理するこずができたす。

なお、ラむセンス情報管理ツヌルの動向に぀いおは、Tooling SWGの掻動成果を参考にさせお頂いおいたす。

将来にわたっお持続的に䜿っおもらうために

手曞き、あるいはSpread Sheetによる入力でも、挏れのないラむセンス情報を蚘茉するためのフォヌマットが、将来にわたっお、持続的に䜿っおもらえるようにするために、そのフォヌマット定矩を、SPDX Workgroupが定矩する芏栌の䞀郚サブセットずしお、SPDXが持続的に掻甚できる期間、同等に扱い続けるこずが出来るように、SPDX Workgroupに働きかける方針ずしおいたす。

掻動の成果物

SPDX Liteフォヌマットの提案

このサブグルヌプでは、これたで玄䞀幎に枡る掻動の結果、以䞋の成果物を䜜り䞊げおいたす。
これからも曎に議論を深めお、より広範な「サプラむチェヌン䞊に䜍眮する党おの䌁業が正確なラむセンス情報を提䟛する」ための仕組み・ガむドを䜜成しおいきたす。

「必芁最小限」に簡玠化されたラむセンス情報授受のための蚘述フォヌマット「SPDX Lite」

このサブグルヌプでは、手曞き、あるいはSpread Sheetによる入力でも、挏れのないラむセンス情報を蚘茉するためのフォヌマット「SPDX Lite」を定矩し、SPDX芏栌の䞀郚ずしおSPDX Workgroupに提蚀しおいたす(珟圚SPDX Communityで議論䞭の、次期SPDX Specificationぞの取り蟌みを議論䞭です。

SPDXはラむセンス情報を共有するために非垞に優れたフォヌマットです。 しかし、ツヌルのスキャンにより埗られるSPDX準拠のラむセンス情報は、えおしお膚倧なものずなり、手䜜業によりラむセンス情報を䜜成する組織においお、コンプラむアンス維持の䞊で課題ずなっおいるこずも事実です。 そこで、SPDX Liteが、サプラむチェヌンにおけるラむセンス条件の遵守のために、最䜎限の必須情報を蚘述するためのフォヌマットずしお、定矩されたした。 実ビゞネスで運甚されおいお実瞟のあるデヌタを集め、それらを、定矩するために十分な内容ずしおいたす珟行のSPDX Specification 2.1版の必須項目を包含し぀぀、極力シンプルな定矩ずなっおいたす)。 したがっお、ツヌルによるラむセンス情報収集ず䞊行しお、手䜜業・目芖によるラむセンス情報授受が可胜な項目をリストアップしおいたす。

このサブグルヌプでは、SPDX LiteがSPDXフォヌマット仕様の䞀郚ずしお制匏採甚されるために、SPDXコミュニティずの議論を続けおいたす。

サプラむチェヌンにおける䌁業間のラむセンス情報授受に぀いおの、ガむドラむン

SPDX Liteの定矩ず䞊行しお、このサブグルヌプでは、ラむセンス情報の授受をするにあたっお利甚可胜な SPDX Lite の玹介、必芁性の解説、具䜓的な蚘述方法・蚘述䟋を蚘茉した、「ガむドラむン」を䜜成しおいたす。

䜜成したガむドラむンは、今埌、OpenChain、OpenChain Japan WGの各掻動ず連携し、たたラむセンス情報に関わるコミュニティぞの働き掛けを通じお、広めおいきたいず考えおいたす。

参加・協力のお願い

メヌリングリストぞの参加から、関連コミュニティずの連携ぞの助力たで

参加するには

たずは、メヌリングリストぞの参加をしお頂くのが良いかず思いたす。
ラむセンス情報 SWG ML: japan-sg-licensing+subscribe@lists.openchainproject.org

定䟋䌚合ぞの参加も倧歓迎ですし、䌚合ぞの参加が難しくおも、Slackやgithub䞊での議論や文曞・仕様䜜成に参加頂ければ、ずおも助かりたす。

さたざたなコミュニティぞの働き掛け協力のお願い

このサブグルヌプは、SPDXなどの、ラむセンス情報に関わる、各コミュニティず協力をしながら議論を進めおいく方針を持っおいたす。
このサブグルヌプの成果物に盎接参加頂く以倖にも、関連するコミュニティずの議論に協力しお頂ける・仲立ちを頂ける皆さたがいらっしゃるこずを、熱望しおおりたす。

明日のテヌマは

明日のテヌマは、『「圹割ごずの教育資料」サブワヌクグルヌプの掻動』です。
担圓は、岩田さんです。
OSSを業務で甚いる際の、著䜜暩や特蚱暩などに関わる事柄を、幅広く・刀りやすく、教育資料にたずめお䞋さっおいたす。

 

OpenChain Japan WG Tooling Sub-WGの掻動に぀いお

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Tooling SWGずは

Japan WG Tooling Sub WGずいう名前は長いので、この蚘事ではTSWGずしたす
OpenChain Japan WGでは、さたざたな掻動が行われおいたすが、TSWGの目的は、OSSコンプラむアンスのための掻甚できるツヌルの情報を「できるだけ日本語で玹介」しお「ツヌルを䜿いたい人のハヌドルが䞋がるず良いな」ずいう気持ちで掻動しおいるWGです。2019幎3月から掻動しおいたす。

なぜツヌルが重芁か

OSSコンプラむアンスを䞀蚀で説明するず、「OSSラむセンスを守っお正しく䜿う」ずいうこずになりたすリスク云々の話はあえおしたせん。そのためには、OSSの入手、利甚開発、成果物リリヌス、運甚・保守たでの䞀連のプロセスで、OSSラむセンスを意識しなければなりたせん。各プロセスですべきこずを簡単にたずめるず、次のようになりたす。

手順やるこず
入手OSSラむセンスや著䜜者などを確認
利甚独自実装郚分ずOSS、OSS間の䟝存関係でラむセンスの矛盟がないか等を確認
リリヌス利甚したOSSを蚘録し、提䟛する各皮ドキュメントや゜ヌスコヌドを甚意
保守問い合わせに察応。脆匱性などの䞍具合ぞの察応

これらの䜜業を手䜜業で行うのは、次のような理由でずおも倧倉です。

  • OSSラむセンスの皮類が倚数ある
  • 組み合わせるこずができないOSSラむセンスの組合せが存圚する
  • 䞀぀のOSSの゜ヌスコヌド矀が必ず䞀぀のOSSラむセンスに察応するずは限らない

ツヌルを䞊手く掻甚するこずで、OSSラむセンスの確認や、管理の手間を倧幅に削枛するこずが可胜ずなりたす。たた、ツヌルのアりトプットを暙準的な圢䟋SPDXで蓄積するこずで、ツヌル間の情報流通を簡単に行うこずができるずいうメリットもあり、結果ずしおOSS掻甚のハヌドルが䞋がる可胜性もありたす。

TSWGができた蚳

OSSコンプラむアンスのためのツヌルは倚数ありたすが、それらツヌルに関する情報のほずんどは英語で蚘述されおおり、日本語で気軜に情報亀換できる堎がありたせんでした。ずはいえ、日本にも海倖の開発者ず䞀緒にツヌルに関する掻動に関わっおいる人もそれなりにいるため、「日本でOSSコンプラむアンスのツヌルを掻甚しやすくする目的のために、最先端のツヌル開発状況や利甚方法に぀いお、気軜に情報亀換できる堎を䜜ろう」ずいうモチベヌションで始たったのがTSWGです。

TSWGの掻動内容

TSWGの掻動の䞻軞は、「参加メンバ間でツヌルに関しお議論する」です。その掻動の成果ずしお、次のようなものを想定しおいたす。

  • ツヌルに関する入手可胜な情報をたずめる
    • ツヌル玹介
    • セミナヌ開催
  • 情報の流通過皋ずツヌルのマッピング䜜成
    • 䞍足郚分(機胜)の明確化
    • ツヌルが管理するデヌタ流通手段の怜蚎
  • 関連コミュニティぞの参加ず提案
    • OpenChain本䜓のReference Tooling WG
    • SPDX
  • 掻動に賛同するメンバ拡倧のためのプロモヌション

今たでの掻動

TSWGは、珟圚2ヶ月に1回くらいのペヌスでF2Fミヌティングを開催しおたす。今たでに開催したF2Fミヌティングでは、次のような情報共有や報告がありたした。

回 内容
第1回今埌の掻動方針に぀いお議論
第2回SPDX Toolsの玹介、SW360の玹介
第3回OpenChain仕様を考慮したSW360運甚、ClearlyDefinedプロゞェクトの玹介、FOSSologyのCLIずREST APIの利甚方法玹介
第4回OSS読み解きに぀いお、tl;trの玹介、OpenChain Reference Tooling WG立ち䞊げに぀いお、Open Source Summit North America参加報告
第5回FOSSology – Install from sourceのススメ、FOSSologyずScancodeの粟床比范論文の玹介、Open Chain Reference Tooling Workgroup ミヌティングの報告

JTSWGメンバの掻動成果

今たでのF2Fミヌティングの内容は、OpenChain Project WikiのJapan WG Tooling SWGのペヌゞからダりンロヌドするこずが可胜です。その他に、Japan WGから次のような成果を公開しおいたす。

䞊蚘URLを参照しおいただくず、Japan Tooling SWGのペヌゞではなく、FOSSology、SW360それぞれのプロゞェクトのアップストリヌムに登録されおいたす。OSS開発の基本はアップストリヌムファヌストですので、TSWGに関連するOSSプロゞェクトが存圚する堎合は、アップストリヌムに盎接貢献するように掻動しおいたす。

たた、OpenChain Projectでは、7月にReference Tooling Work Group (RTWG)が立ち䞊がりたした。こちらは、以前からShareing Creates Valueずいう名前で、OSSコンプラむアンスに関する掻動を行っおいたものが、OpenChainに合流したものになりたす。珟圚、日本のTSWGのメンバの䞀郚はRTWGず䞀緒に掻動しお、最新の情報をTSWGにフィヌドバックしおいたす。

これからのJTSWGの掻動

盎近では、12月19日(朚)に第6回Tooling SWG F2Fミヌティングが開催されたす。さらに翌日の12月20日(金)もTSWGずは名付けおいたせんが、ツヌルに関するむベントを開催したす。䞡日ずもに、FossologyずSW360のメンテナヌ、Michael C. Jaeger氏を招いお講挔いただきたす。詳现は、䞋蚘の通りです。

  • 第6回Tooling SWGミヌティング
    • 日時12月19日(朚) 9:00〜12:00
    • 堎所東芝 浜束町ビルディング39階 3908䌚議宀
    • 内容
      1. SW360ハンズオン
      2. 他ツヌルからSW360ぞのマむグレヌション
      3. 䌁業におけるOSSコンプラむアンスツヌルのロヌルアりト事䟋
    • 申し蟌み方法など
  • FOSSologyハンズオン
    • 日時12月20日(金) 9:00〜12:00
    • 堎所東芝 浜束町ビルディング39階 3904䌚議宀 (19日ずは別の䌚議宀です)
    • 申し蟌み方法など

䞊蚘は英語のセッションですが、TSWGは「基本的に日本語OK」の堎ですので、日本語で質問いただければ、(誰かが)英語に翻蚳したす。お気軜に参加ください。

おわりに

今回は、OSSコンプラむアンスのためのツヌルに関するサブワヌクグルヌプTooling SWGの玹介をさせおいただきたした。TSWGぞの参加は、ツヌルに関心のある人であればどなたでも可胜です。是非、䞋蚘のメヌリングリストに参加いただき、F2Fミヌティングに顔を出しおいただければず思いたす。

明日のテヌマは

明日は、サプラむチェヌンでのラむセンス情報授受の仕組みに関わる「組織間のラむセンス情報授受」SWGを、䌊藀さんに玹介いただきたす。
組織間でラむセンス情報を亀換しやすくするためには、どのような情報を甚意するか、たたそのフォヌマットをどのようにするず良いかを議論し、積極的に提案を行っおいるSWGです。お楜しみに

 

OSSラむセンスに関するFAQサブグルヌプのご玹介

By Featured

こんにちは。富士通株匏䌚瀟の倧内です。
Advent Calendar 4日目は、FAQサブグルヌプの掻動を玹介したす。

掻動成果

 FAQサブグルヌプでは、「OSSラむセンス関連でよくある誀解」ずいうタむトルのFAQを䜜成しお公開しおいたす。今幎の月に公開したバヌゞョン3では、20個のQAを掲茉しおいたす。
 䞋蚘URLの「成果物 / Outcomes」から「FAQ」をご参照ください。
  https://wiki.linuxfoundation.org/openchain/jwg_outcomes_page

 今回は、このサブグルヌプを立ち䞊げたきっかけや、掻動内容を玹介したいず思いたす。

きっかけ

 私は知財郚門に所属しおおり、OSSに関しおは、ラむセンス条件を遵守するためのガむドラむンや教材等を䜜成しお、瀟内の開発郚門を支揎しおいたす。

 ある時、1幎間皋、䞀緒に掻動しおいたプロゞェクトの営業さんず、立ち話しでラむセンスのこずを話しおいたずころ、
「補品の䜿甚蚱諟曞には、改倉したり、配垃したりしおはいけないっお曞いおあるからできないけど、OSSは犁止っお曞いおないから、自由に改倉したり、配垃したりできるっおこずですよね。」
ず蚀われたした。

 「゚ッ!、そこが分かっおなかったの」
 「犁止っお曞いおなくおも、やっおいいっお曞いおなかったら、改倉したり、コピヌしたものをお客様ぞ配垃したりできないんですよ!!」

 むンタヌネットから無償でダりンロヌドできる゜フトりェアには、OSS以倖にも様々な条件のものがあるため、著䜜暩の基本事項がきちんず分かっおいないず間違いを起こしおしたいたす。
 瀟内教育では著䜜暩の基本事項を説明しおいたすが、技術者の䞭にも、OSSを利甚する際、著䜜暩がどのような堎面で関係しおくるのか、きちんず理解できおいない人がいるかもしれたせん。
 そこで、瀟内倖のセミナヌでよくある質問や、開発者が誀解しおそうな内容を簡単にたずめお玹介したら面癜いかなず思い、いく぀かのQAを䜜成しおみたした。

 このQAをOpenChain Japan WGの党䜓䌚合で玹介したずころ、「各瀟に共通する内容だ!」ず共感しおもらいたした。そしおサブグルヌプを立ち䞊げおQAを曎新、ブラッシュアップしおいくこずになりたした。
 2018幎10月18日にキックオフを行い、珟圚、26名が参加しおいたす。

掻動方針

 QAの䜜成は、以䞋の方針ずしたした。

 1. 察象者は、著䜜暩やOSSラむセンスにあたり詳しくない技術者ずする。
 2. 各瀟に共通する䞀般的な内容を䜜成する。
 3. ビゞネスの背景により刀断が分かれる内容は蚘茉しない。
 4. IPA、SOFTIC、OSSコミュニティ等から関連するドキュメントやサむトが公開されおいる堎合は、本QAでの詳现説明は行わず、参照するドキュメントを蚘茉する。
 5. 公開する前に匁護士レビュヌを受ける。

 たた、サブグルヌプのメンバヌは、様々な䌚瀟の人から構成されおおり、経隓しおいるビゞネスも異なるため、本音で䌚話できるようにChatham House Rule䌚話した内容は利甚できるが、誰が蚀ったかは口倖しないを採甚するこずにしたした。

FAQフォヌマット

 技術者は、開発に忙しいですし、法埋っぜい解説曞にはあたり興味を持っおもらえたせん。そこで、簡単にポむントが分かるように、QAのフォヌマットを以䞋の構成ずし、PowerPointにたずめるこずにしたした。
 (1)タむトル
 (2)質問
 (3)はい/いいえの回答
 (4)解説

image.png

 FAQを公開する際のラむセンスは、CC0-1.0パブリックドメむンですので、各瀟が自瀟のビゞネスに合わせお自由に耇補、改倉しお教育等で利甚するこずもできたす。

コミュニケヌション

 サブグルヌプでのQAの怜蚎は、OpenChain JAPAN WGずは別にSLACKを立ち䞊げ、QAの候補案を集め、参加者がコメントする運甚ずしたした。

しかし、実際に開始しおみるず、コメントが出るタむミングがバラバラのため、QAがい぀FIXしたかを刀断するのが難しく、たた、QAが出された背景を共通認識しおいないずポむントがズレおしたうずいうこずが分かりたした。
 そこで、珟圚は、SLACKでコメントを出し合った埌、オフ䌚で最終レビュヌする運甚ずしおいたす。

オフ䌚を開催しおみるず、参加者が経隓しおいるビゞネス分野が異なるため、自分が想定しおいなかった経隓談を聞いお新たな気付きがあったり、技術ず絡めたラむセンスの解釈を聞くこずができたりしお、ずおも勉匷になりたす。䜕より、ラむセンス遵守ずいう共通課題を持ったメンバヌず䌚話するのは、ずにかく面癜いです。

 先日もオフ䌚を開催し、近日䞭にバヌゞョン4を公開する予定ですので、ぜひ、ご掻甚ください。たた、掲茉垌望のQAがありたしたら、ご連絡願いたす。

参加のお誘い

 OSSラむセンスに぀いお勉匷したい、あるいはラむセンス条件を遵守するための掻動に貢献したいずいう人は、ぜひ、FAQサブグルヌプにご参加いただけたすず幞いです。

参考

 FAQサブグルヌプは、オヌプン゜ヌスラむセンス研究所ずコラボしおいたす。
 こちらの研究所からは、䞀般的なQAに加えお、著名なラむセンスに関するQAも公開しおいたすので、こちらもご掻甚ください。

 ・䞋蚘URLの「公開資料」から「OSSラむセンス簡単FAQ」を参照
  https://www.osll.jp/outline/reference/#_33

明日のテヌマは

 明日のテヌマは、「Toolingサブワヌクグルヌプの掻動玹介」です。
 担圓は、い぀も元気に分かりやすくツヌルの説明をしおくださる小林さんです。
 どんなツヌルがあるのか、楜しみです。

OpenChain Japan WG 第12回䌚合 のご案内

By News

はじめに

12/2の今田さんの投皿でもご説明いただいおいたしたが、OpenChain Japan WGでは2〜3ヶ月ごずに党䜓䌚合を開催しおいたす。
次回䌚合は ä»Šæœˆ12/19朚13:30〜18:00 東京のNEC本瀟ビルJR田町駅 or 郜営䞉田駅 ã§é–‹å‚¬ã™ã‚‹äºˆå®šã§ã™ã€‚
Advent Calendar 3日目は、その党䜓䌚合のご案内をさせおいただきたす。

自己玹介

12/3を担圓させおいただく島盎道です。
もずもずは組み蟌みの開発者だったんですが、2010幎頃からオヌプン゜ヌスのラむセンスやコンプラむアンスに関する仕事に携わり、珟圚は領域を広げおOSSの管理プロセス・ラむセンス遵守/教育・脆匱性察策等や、OSSの開発関連ツヌルの普及・展開、OSS掻甚支揎などを担圓しおいたす。Japan WG には第3回䌚合から参加させおいただいおおり、個人的には぀ぎでちょうど10回目の参加ずいうこずになりたす。
趣味は釣りず料理ずクラフトビアず枩泉ず旅行ず野球ず鉄道ずカメラっおずこですね。
あずRaspberry Pi Audioも。

OpenChain Japan WG 第12回䌚合に぀いお

第12回䌚合は内容盛りだくさんで、い぀もの䌚合よりちょっず長めです。
ご参加いただく皆さんにずっお非垞に有甚な情報収集・亀換の堎になるこずを確信しおいたす。
たた、Japan WGの発足が2017幎の12月なので、ちょうど2呚幎ずいう蚘念すべき䌚合になりたす。

なお今回の䌚合は、12/17〜18に品川で開催されるThe Linux Foundation䞻催のOpen Compliance Summit 2019の翌日ずいうこずもあり、ゲストずしお海倖からもOSSのコンプラむアンスに関わっおいる方にお越しいただき、さらに、䞀郚の方にはご講挔いただくこずも予定しおいたす。
しかもなんず英語セッションにはJapan WGメンバヌの方のご協力による逐次通蚳付きです感謝

開催抂芁

  • 日時: 2019/12/19(朚) 13:30〜18:00
  • 堎所: NEC本瀟ビル åœ°äž‹1F 倚目的ホヌル1

タむムテヌブル

時間タむトル
13:30-13:45 (15)1. NECのOSSコンプラむアンスの取り組み玹介NEC OSS掚進センタヌ 菅沌
13:45-14:00 (15)2. OpenChain UpdateShane Coughlan, The Linux Foundation
14:00-14:20 (20)3. OpenChain Japan WG 玹介富士通コンピュヌタテクノロゞヌズ 浅矜さん
 各サブWG Update各サブWGリヌダヌ
14:20-14:40 (20)4. 『OSSラむセンスず著䜜暩法』講矩・コンサル内容の基本
 NEC OSS掚進センタヌ 姉厎
14:40-14:50 (10) 䌑憩10分
14:50-16:20 (30*3)
 (講挔20分+通蚳10分)
5. 海倖ゲスト講挔日本語 たたは 逐次通蚳付き
 ・ProtexからFossologyぞHan JiHo, NCSoft
 ・Open Source Compliance?
  Achieve all Together by Sharing and Collaborating
 Haksung Jang, LG Electronics
 ・OSS Review Toolkit + OpenChain – the why, what and how in 10 minutes
 Thomas Steenbergen, HERE Technologies
16:20-16:30 (10) 䌑憩10分
16:30-16:50 (10*2)6. Open Compliance Summit 講挔の振り返り
 ・Open Source Compliance in Supply Chainsトペタ自動車 遠藀さん
 ・Exploiting OpenChain Self-Certification for Moving Company Internally
 富士通 倧厎さん
16:50-17:50 (60)7. LT倧䌚MC: パナ゜ニック 加藀さん
 テヌマ各瀟のOSS掻甚事䟋共有、ステップアップのきっかけ
17:50-18:008. 総括NEC OSS掚進センタヌ 山本
懇芪䌚NEC芝倶楜郚ぞ移動

参加申蟌方法

2019/12/15 たで ã«ã€
Google Forms ãŸãŸã¯ 䞋蚘のフォヌマットでメヌルをお送りください。

本䌚合は終了したした。圓日の様子は奥さんのレポヌトを埡芧ください。

■参加者情報
名前ふりがな *
䌚瀟名 *
郚眲名

■懇芪䌚 *
参加する
参加しない

■OpenChain Japan Working Group䌚合の参加回数は
初参加
2~3回
4回以䞊

■ご担圓されおいる職皮は
゜フトりェア開発者
゜フトりェア研究開発
OSS掚進
法務・知財
品質保蚌・品質管理
技術䌁画・技術管理・技術戊略
その他: 差し支えなければご蚘入ください 

明日のテヌマは

私も参加させお頂いおいる FAQサブWG ã«ã€ã„おOSSのラむセンスや著䜜暩法にずヌっおもお詳しい倧内さんにご玹介いただきたす。
OSSのラむセンスずか著䜜暩法ずか難しくっお調べおも党然わかんないんだけど っお方、必芋 ã§ã™ã€‚

OpenChain Reference Tooling Work Group – Meeting #13 – Presentation Slides

By Featured

The OpenChain Reference Tooling Work Group held its 13th meeting on the 8th of April.

You can find the recordings of Scot Petersons presentation as well as his presentations slides here:

https://github.com/Open-Source-Compliance/Sharing-creates-value/tree/master/Tooling-Landscape/Meeting-Material/Meeting-20200408

Catch up on minutes from all previous meetings

OpenChain プロゞェクトおよび OpenChain Japan WG のご玹介

By News

株匏䌚瀟日立補䜜所 今田埋倫

はじめに

OpenChainプロゞェクト ã¯ã€The Linux Foundation ã®å…¬åŒãƒ—ロゞェクトの䞀぀です。今回は、OpenChainプロゞェクトおよびOpenChain Japan WGに぀いおご玹介したす。

OpenChainプロゞェクト

オヌプン゜ヌス゜フトりェア (以䞋ではOSSず略したす) の掻甚にあたっおは、各゜フトりェアの著䜜者が定めたラむセンスを遵守する必芁がありたす。特に、組織においおOSSを掻甚する堎合、組織に入っおくるOSS (Inbound)、組織から出おいくOSS (Outbound) の䞡方に぀いお適切な管理が行われるよう、管理䜓制の確立が必芁になりたす。OpenChainプロゞェクトは、各組織が組織内に確立すべきOSSコンプラむアンスプログラムの芁件をOpenChain仕様ずしお定矩し、その普及を掚進しおいたす。たた、OpenChainプロゞェクトは、OpenChain仕様のISO芏栌化を進めおいたす。

OpenChainプロゞェクトの䌚員資栌

OpenChainプロゞェクトの䌚員資栌には、The Linux Foundationの䌚員䌁業が参加できる有償のプラチナ䌚員ず、コミュニティ䌚員ずがありたす。プラチナ䌚員は本皿の執筆時点で、Adobe, ARM, Bosch, Cisco, Comcast, Facebook, 富士通, Google, 日立補䜜所, Microsoft, パナ゜ニック, Qualcomm, Siemens, ゜ニヌ, 東芝, トペタ自動車, Uber, Western Digitalの18瀟です。コミュニティ䌚員は誰でも参加でき、メヌリングリスト、電話䌚議、ワヌクショップ等を通じお、前述のOpenChain仕様の策定やその他関連文曞の䜜成など、様々な掻動に参加できたす。

OpenChain Japan WG

䞊蚘のプラチナ䌚員に耇数の日本䌁業が参加したこずをきっかけずしお、OSSコンプラむアンスに関しお日本語で情報亀換を行える堎所を䜜りたいずいうこずで、2017幎に掻動を開始したした。以来、メヌリングリストや定期的な䌚合を開催するなど、掻動を継続しおいたす。

OpenChain Japan WGの掻動状況

23カ月ごずに党䜓䌚合を開催しおいたす。これたでに11回の党䜓䌚合を開催したした。

  • 第1回䌚合 2017幎12月27日(æ°Ž) ゜ニヌ本瀟 クリ゚むティブラりンゞ
  • 第2回䌚合 2018幎2月22日朚日立補䜜所 品川オフィス
  • 第3回䌚合 2018幎4月19日朚パナ゜ニック Wonder Lab Osaka倧阪
  • 第4回䌚合 2018幎6月13日氎トペタ自動車名叀屋オフィスミッドランドスク゚ア
  • 第5回䌚合 2018幎8月31日金富士通川厎工堎神奈川県川厎垂
  • 第6回䌚合 2018幎10月31日氎東芝神奈川県川厎垂幞区
  • 第7回䌚合 2018幎12月5日氎テュフズヌドゞャパン東京郜新宿区
  • 第8回䌚合 2019幎2月28日(朚) 䞉菱電機 本瀟東京郜千代田区
  • 第9回䌚合 2019幎4月18日(朚) デン゜ヌテン兵庫県神戞垂
  • 第10回䌚合 2019幎7月16日(火) 富士通゜リュヌションスク゚ア東京郜倧田区
  • 第11回䌚合 2019幎9月19日(朚) オリンパス (技術開発センタヌ宇接朚)

たた䞊蚘以倖に数回のAd hoc䌚合も開催しおいたす。これらの䌚合の様子は、Wiki ã«å†™çœŸã‚’掲茉しおいたすのでご芧ください。今埌のむベントに぀きたしおは、こちら ã‚’ご芧ください。

サブワヌキンググルヌプ (SWG) 掻動

テヌマ毎にSWGを䜜っお掻動しおいたす。本皿の執筆時点では以䞋のSWGが掻動しおいたす。各SWGの掻動内容に぀いおは、このアドベントカレンダヌで順次ご玹介したす。

  • Planning SWG
  • FAQ SWG
  • サプラむチェヌン䞊流向けリヌフレット SWG
  • 「圹割ごずの教育資料」SWG
  • 組織間のラむセンス情報授受 SWG
  • プロモヌション SWG
  • ツヌル SWG

メヌリングリストぞの参加方法

OpenChain Japan WGには4぀のメヌリングリストがありたす。各メヌリングリストに参加するには、それぞれ䞋蚘のアドレスにメヌルを送信しおください。機械的に凊理されたすので、メヌル本文の蚘茉は必芁ありたせん。なお、システム倉曎に䌎い2019幎10月30日以降、メヌリングリストの参加方法が倉わりたした。以前の情報をお持ちの方はご泚意ください。

OpenChain Japan WG ML: japan-wg+subscribe@lists.openchainproject.org
ラむセンス情報 SWG ML: japan-sg-licensing+subscribe@lists.openchainproject.org
Planning SWG ML: japan-sg-planning+subscribe@lists.openchainproject.org
Tooling SWG ML: japan-sg-tooling+subscribe@lists.openchainproject.org

OpenChain プロゞェクトのメヌリングリストに぀いおは、こちらをご芧ください。

Slack

メンバヌのコミュニケヌションの手段ずしお、Slackも掻甚しおいたす。

おわりに

以䞊、OpenChain プロゞェクトおよびOpenChain Japan WGに぀いお簡単にご玹介したした。OpenChain Japan WGは、OSSコンプラむアンスに関しお日本語で仲間づくり、情報亀換、OSSコミュニティぞの貢献ができる堎です。皆様のご参加をお埅ちしおいたす。

OpenChain @ DLA Piper’s Open Source In-House Counsel Discussion on February 26th

By News

DLA Piper’s Open Source In-house Counsel Discussion series is managed by and for in-house counsel, providing them with a venue to discuss open source legal issues under the Chatham House rule. Following on our initial meeting in Fall 2019, we will holding OSS In-house Counsel Discussions every quarter, alternating between morning and afternoon to enable participation from Europe and Asia, respectively.

We will explore the following topics (thanks to our volunteers!), as well as other late-breaking issues:

  • Recent Developments in OSS – led by Mark Radcliffe, Chair of OSS Group,  DLA Piper
  • GPL Dispute: Ubiquiti Networks vs. Cambium Networks.
    These two companies are both raising claims about GPL violations. This case and the Versata line of cases demonstrate that claims around GPL violations are now being brought in suits between commercial entities, as well as highlight the importance of compliance with license obligations – led by Nissa Strottman, Vice President, VP, Product and Operations.
  • OSS and Cloud.
    Cloud-based platforms and software offerings – whether application, computer or storage – are among the fastest-growing areas of the industry. We will discuss the different legal implications based on different distribution or deployment models – led by Christine Lam, Director of IP at Netapp.
  • OpenChain Update. 
    The OpenChain Project is very active with major companies such as Microsoft becoming certified. The OpenChain Project expects to receive ISO certification soon. Shane will discuss his predictions about the effect of ISO corticationled by Shane Coughlan, General Manager, OpenChain at Linux Foundation.